2011-01-01から1年間の記事一覧

Eclipseでバージョン管理

【キーワード】:Eclipse, Subversion, SVN, Subclipse, インストールEclipse上でのJavaプログラム開発において、個人でバージョン管理を行うための環境構築を行った。 そのメモ。■ Eclipseのインストール 次のページで Eclipse IDE for Java Developers を…

複利の力

複利の力を知っておかなくてはいけない。 1年間に5%の金利が付くとしよう。この場合、「70の法則」のエントリでも紹介したように、14年で元金が2倍に増える。 これだけだとまだ実感がわかないかもしれないが、次の14年でまた倍に増えるのだから28年で4倍にな…

log(1+x)のテイラー展開・マクローリン展開

昨日のエントリ「70の法則、72の法則」の中で、xの値が十分小さいときに次の式が成り立つ、ということを書いた。なぜなのか疑問に思うかもしれないので、簡単に説明する。無限回微分可能な関数f(x)について、次式が成り立つ。これをf(x)のx=aでのテイラー展…

70の法則、72の法則

複利運用で、元金を倍にするのに必要な期間を次の簡単な式で求めることができる。金利(%)×年数=70 (または72) それぞれ「70の法則」または「72の法則」と呼ぶ。 70と72という異なる値が使われるが、上記の式はあくまで概算なので、どちらも正確な値とは異…

やる夫で学ぶディジタル信号処理(鏡慎吾著)

2ちゃんねる界隈で「やる夫で学ぶ」シリーズが人気だが、最近になって「やる夫で学ぶディジタル信号処理(鏡慎吾著)」が注目を集めている。どのような内容か見てみたところ、その高い完成度に驚いた。そして改めて著者を見てみたところ、東北大学の准教授とい…

なるほど統計学園(統計局ホームページ)

昨日のエントリで総務省統計局のサイトを紹介したが、 サイト上を見て回っていたら楽しそうなコンテンツがあった。 ■なるほど統計学園(総務省 統計局) http://www.stat.go.jp/naruhodo/index.htmその名も「なるほど統計学園」。2010年5月12日に開設された…

人口推計(統計局ホームページ)

つい先ほど、平成23年10月の人口推計が総務省統計局から発表された。 これは、毎月発表されているもので、最新のものは次の場所からPDFファイルで入手できる。■人口推計 平成23年10月報 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201110.pdfこれによると、2011…

ゼロから学ぶベクトル解析

ゼロから学ぶベクトル解析 (KS自然科学書ピ-ス)作者: 西野友年出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/04/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (5件) を見る先日のエントリで、少し異色の物理数学の解説書を紹介…

物理数学の直観的方法

「物理数学の直観的方法(長沼伸一郎 著)」が、物理数学のわかりやすい解説書としてベストセラーらしい。 このような書籍の存在を知らなかったのだけど、先日にブルーバックスから普及版が出たということで、さっそく購入して目を通して見た。結論から言っ…

アルゴリズミック・デザイン

大学の研究室のWebページを見て回ると楽しい。 今日は千葉大学の平沢研究室のページを見ていた。 コンピュータを活用した建築関係の研究を行っているようで、図や動画を使った研究紹介が充実している。 ページ左側にある「人気ページメニュー」には、興味深…

ラプラス方程式

ラプラス方程式とは、次の形で表される2階線形の偏微分方程式。ここで、 はx,y,zを変数とする関数。2階の偏微分を表すラプラス演算子を使うと、次のように極めてシンプルに表現される。要するに、ラプラス演算子を適用するとゼロになるような関数を求める、…

シグモイド関数

■シグモイド関数の数式表現 シグモイド関数(標準形)は次の式で表される。 ■シグモイド関数の形 グラフは次のような形。 xの値が大きくなると値が1に近づく(分母が1に近づくので) xの値が小さくなると値が0に近づく(分母が∞に近づくので) xが0の時に値…

インターネット上にある勉強に役立つ資料の効率的な探し方

インターネット上には膨大な情報が溢れかえっていて、単純なキーワード検索では学習に役立つ資料を見つけるが難しい。例えば、「リーマン幾何」をキーワードに検索すると、Wikipediaなどがヒットし、通り一辺倒な説明は見つかるが、もう一歩踏み込んだ説明に…

ベクトル解析の公式

grad, div, rot については、山ほどの解説ページが存在するが、一言で言ってしまうと次のような感じ。・勾配 gradφ:スカラー場のある地点φでエネルギーが最も大きく変化する方向を示す。∇φで示せる。スカラー→ベクトル ・発散 divA:ベクトル場の、ある地…

面白い数学用語辞典

京都大学理学部出身、数学教師・パフォーマーという経歴を持つ池田洋介氏オリジナルの数学用語辞典、 「役に立たない数学用語事典」がとても面白い。数学的な面白さと、パフォーマーとしてのユーモアが混在する、読み物としても楽しい用語辞典になっている。…

サイエンスチャンネル 偉人たちの夢

サイエンス番組と言えば、海外のディスカバリーチャンネルが知名度が高いが、国内でも科学技術振興機構が提供する「サイエンスチャンネル」がかなり頑張っている。 サイエンスチャンネルは、インターネット上で自由に視聴可能だ。■サイエンスチャンネル http…

ベクトル解析の基本

物理数学で避けて通れないベクトル解析。 grad, div, rot の3つのイメージをしっかりもてることが基本だが、Stokesの定理とGaussの発散定理を理解できることが一つの目標と言える。ベクトル解析は、ほとんどの理工系の大学生が受講するので、Web上のテキスト…

「畳み込み(畳み込み積分):convolution」のできるだけ簡単な説明

「畳み込み(畳み込み積分):convolution」をできるだけ簡単に説明してみる。畳み込みは電気回路の学習で必ず登場する次のようなもの。 関数f(t)と関数g(t)の畳み込みは∫f(τ)g(t-τ)dτで定義される。 覚えてしまえばそれまでだけど、そもそも「畳み込み」と…

クラウド時代の人海戦術 Amazon Mechanical Turk

はてなブックマークで次の記事が話題だ。■ASCII.jp:日本生まれのクラウドノート「KYBER」がすごい理由 http://ascii.jp/elem/000/000/635/635625/ノートに書かれた手書き文字をデジタル化するサービスが提供されているのだが、その裏側では膨大な数の中国人…

進化し続ける Google 翻訳

Google翻訳には「統計的機械翻訳」と呼ばれる技術が使われていて、現在広く使われている構文解析のアプローチとは異なる。簡単に言ってしまえば、膨大な過去の訳例に基づいて、確率的にもっともそれらしいと思われる訳文を作りだすというアプローチ。この方…

ゲーミフィケーション:ゲームで問題解決

ゲームプレイヤーが科学的な問題を解いてしまったという話がネット上で話題だ。■ゲーム愛好者らが酵素の構造を解析、米研究 (AFPBB News) http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2828876/7797437科学者が解けなかったタンパク質の折りた…

研究者の戦闘力

研究者の能力はどのように測ればよいだろうか。 優れた研究者には、潤沢な研究予算と時間を与えるべきだと考えるのであれば、研究者の能力を客観的な数値で表すことが重要となる。 ドラゴンボールに出てくるスカウターのようなもので能力を測定できればいい…

マサチューセッツ工科大学のハックとブロッコリー

MIT(マサチューセッツ工科大学)では、ハックと呼ばれる、学生によるいたずらの文化がある。 学長室のドアが隠されるという小さなものから、キャンパス内のドーム屋上にパトカー(にせもの)が置かれるという大規模なものまで、年に数回、キャンパスの中で…

発音の確認

「Yahoo!学習」のコーナーで公開されている次のページでは、英文を読みあげてもらうことができる。■ Yahoo!学習・英語学習 「リスニング(英文を聴こう)」 http://stepup.yahoo.co.jp/english/listening/1000文字まで対応なので、かなり長い文章も大丈夫。 抑…

正規分布

正規分布の簡単まとめ・英語で normal distribution ・ガウス分布(Gaussian distribution)と呼ぶこともある次の式で表される。 μ:平均 σ2:分散 簡単に N(μ, σ2) と表記する。正規分布の形は次のような感じ。 一番高いところが平均値。左右対称。 分散の…

Docomo 料金プランの説明

キーワード: Docomo、(ドコモ)、料金プラン、わかりにくい あまりにわかりにくいのでまとめてみた。■ 基本的な考え方 Docomoの月々の支払いは、次の構成で決まる。 『料金プラン(基本使用料)』 + 『割引サービス』 + 『インターネット接続サービス料』 …

グラフ理論の用語

・点(vertex) または 節点(node)図中の黒丸で示される点 ・辺(edge)図中の線 ・グラフ(graph)点と辺から成る図全体 ・次数(degree)点に接続する辺の数。例:点Pの次数は1。点Tの次数は3 ・多重辺(multiple edges)重複する辺。例:点Pと点Qを結ぶ辺…

Excelによる科学技術計算

Excelを単なる表計算ツールとして、その機能を眠らせたままにしておくのはもったない。 Excelに備わっている高度な機能を駆使することで、多くの科学技術計算をこなすことができる。 例えば、「ゴールシーク」機能は強力で、解析的に解を求めることが困難な…

無料でもらえる科学マンガ本

2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士の所属する高エネルギー加速器研究機構が、科学マンガの冊子を無料で配布している。 マンガのタイトルは「カソクキッズ」。 宇宙のヒミツに迫る物理コメディ! という謳い文句のもと、コミカルで楽しいやりとり…

最小二乗法 Least Squares Optimization について

最小二乗法 Least Squares Optimization についての備忘録。目的関数が「○○の二乗」の和で表されるような最適化問題を Least squares (LS) problem と言う。ユークリッド距離と密接な関係があって、簡単な方法で解くことができる。例えば(なんとか1)^2 + …