物理の学習: EMANの物理学

「EMANの物理学」というWebページでは、力学、電磁気学解析力学・・・、そして素粒子論に及ぶまで、物理学全般が広く解説されている。

■EMANの物理学
http://homepage2.nifty.com/eman/index.html

広江克彦氏、個人が「趣味」で開設しているサイトだが、その中身の充実はかなりのもの。
大学で物理を学び、そして挫折しそう、または挫折してしまったときに、改めてこのWebサイトを見ると、わからなかったことが理解できるかもしれない。
彼の「あいさつ」のページの記述からも、彼の熱意が伝わってくる。

俺が欲しいのは「中級レベル」だ。 知識の隙間を埋めてくれるような本だ。 途中でつまづいて他の本にチャレンジするようなことが必要のない本だ。 しかし、本当にないんだ。 どの教科書にも「この本は中級だ」と書いてある。 確かにそうかも知れない。 しかし書き方が不必要に難しすぎるのだ。 私が欲しいのはそういう本ではない。

だから自分で作ることにした。

 自分が学生の頃に、これがありさえすれば助かった、というようなものを作る。 量子力学も、解析力学も、素粒子論も本当は難しくなんかないのだと信じている。 順を追って説明すれば高校生にだって理解できるはずだ。

氏の物理に対する姿勢が伝わってくる文章での解説は通り一遍通りの教科書とは違った面白みがあり、読み応えがある。

そして、Webページの内容をまとめたものが、その名も「趣味で物理学」「趣味で相対論」という書籍となっている。
先日のエントリで紹介した、数学を趣味とする佐藤郁郎氏と同じように、継続して勉強を続けている。やはり、「面白い」という気持ちと、「好き」という情熱こそが、勉強を続ける上で無くてはならない要素だ。

趣味で物理学

趣味で物理学

趣味で相対論

趣味で相対論