科学史年表
あらゆる分野で、その歴史を知ることは大きな意味を持つ。
人類の歴史そのものはあまりに対象が大きいが、特に科学史に限って眺めてみると、我々の生活に浸透している現代の科学技術が、いかにして進歩してきたかを感じ取ることができる。
あまりに細かい情報だと全体を俯瞰できないので、ある程度、大きな事象に絞った科学史年表を眺めてみるとよい。
しかし一方で、狭い領域に偏った年表だと、それぞれの発見の関連が見えてこない。
Web上には、様々な年表があるが、適度な粒度で、適度な解説があるものは多くない。
ここで、いくつか紹介を試みるが、複数のWebページを渡り歩いて見ると、異分野間の相互関係など、全体の様子がよりわかってくる。
■量子力学の歴史(オヤオヤ文庫)
http://homepage3.nifty.com/oya2/physics/qed/qed.htm
タイトルは「量子力学の」となっているが、数学および物理その他の科学全般にわたる、数多くの発見・発明が網羅されている。
数学の発展があり、それが物理の発展に寄与している様子を見て取ることができる。
■物理学史年表(埼玉大学 佐宗哲郎教授)
http://sces.th.phy.saitama-u.ac.jp/~saso/phystory.html
約100項目程度にコンパクトにまとめられた物理学史年表
■数学史年表(高知工科大学)
http://www.core.kochi-tech.ac.jp/m_inoue/work/math_tale/math-history.pdf
基礎数学ワークブックとして公開されている数学の歴史年表(PDFファイル)
■自然科学史年表(かめさんのホームページ)
http://park1.wakwak.com/~kamesan/html/bin/science_chronology.htm
天文・生物・物理・化学・地学の分野について約800項目を掲載している。簡単な用語だけで解説は無い。
■時空分野関連の歴史年表(情報通信研究機構)
http://www2.nict.go.jp/w/w114/afs/Reference-Chronology.html
時計・暦の歴史と、物理学・天文学の発見を並べることで、「時を測る」技術の歴史を知ることができる。
情報の密度としては、やはりWikipediaが強い。
Wikipedia内だけでも、各種の年表が存在する。
そのうちの、主だった科学技術に関する年表をピックアップしてみよう。
■Wikipedia 内の年表
・発明の年表
・古典力学の年表
・電磁気学の年表
・生物学と有機化学の年表
・宇宙開発の年表
・航空に関する年表
物理をこれから学びたい人のための科学史/数学―なぜ物理法則は数式で書かれているのか
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