CodeCogsの数式エディタ

数式を扱う時には、やっぱり美しいものにしたい。
数式の内容では無くて、見映えのはなし。

見た目の美しさを考えれば、やっぱりLaTeXが一番。
最近のWordでも、それなりに見映えの良い数式を作れるようになったけど(以前はひどかった)、それでもやっぱりLaTeXに軍配が上がるだろう。
LaTeXは、ほんとうによくできていると、毎度毎度感心する。クヌース先生は偉大だ。

LaTeXで数式を出力するには、たくさんのコマンドを覚える必要があって、それをキーボードをたたいて入力する手間がかかるけど、それに十分に見合う美しい数式が得られる。

一方で、Web上で綺麗な数式を扱おうとすると、なかなか悩ましい。
MathMLという数式を扱うためのXMLの規格があるものの、この形式を手で入力することは現実的ではないし、サポートしているブラウザも少ない。

そのため、結局は数式を画像としてブログに挿入することになる。

このブログを掲載している「はてな」では、TeX形式で数式を入力すると、そのための画像が自動生成されるが、どうにも美しくないし、たまに正しくない結果となる。
例えば定積分は次のような感じでカッコ悪い。
\int^b_a f(x) \, dx = [ F(x) ]^b_a=F(b)-F(a)

そこで、少し調べてみたところ、CodeCogsの数式エディタ「CodeCogs Equation Editor」が便利そうだったので、最近はこちらを使うようにしている。
こちらで作成した数式は下図のような感じ。LaTeXの出力、ほぼそのままで、とても綺麗だ。

次のURLで、エディタを開くことができる。
http://www.codecogs.com/latex/eqneditor.php

LaTeXのコマンドで数式を入力すると、リアルタイムに数式画像が更新される。

出力された画像は、そのままファイルに保存してもよいし、リンク用のURLをコピーして、そのままブログに取り組むことができるので、とても便利。


おまけで、フォントを異なるもの(Comic Sans)にすると、がらりと雰囲気が変わって楽しい。

数式が綺麗に入力できるブログサービスがあったら、特定分野の人にはとっても喜ばれると思うのだけど、どうだろう。

数式を読みとくコツ―「数式は哲学だ」と割り切ってみよう

数式を読みとくコツ―「数式は哲学だ」と割り切ってみよう

へんな数式美術館 ~世界を表すミョーな数式の数々~ (知りたい!サイエンス)

へんな数式美術館 ~世界を表すミョーな数式の数々~ (知りたい!サイエンス)