Rで行列を扱う

統計ソフト R で行列を扱うことができる。

直接要素を指定する場合には、次のようにする。

matrix(c(0,1,2,3,4,5,6,7,9), 3, 3) 

配列cに指定した値は、行列の左上から列方向下に向かって順番に格納されるので注意。
例えば、次のようになる。

> a <- matrix(c(0,1,2,3,4,5,6,7,9), 3,3) 
> a
     [,1] [,2] [,3]
[1,]    0    3    6
[2,]    1    4    7
[3,]    2    5    9

逆行列は solve コマンドで求められる。

> solve(a)
           [,1] [,2] [,3]
[1,] -0.3333333   -1    1
[2,] -1.6666667    4   -2
[3,]  1.0000000   -2    1

同じく solve コマンドで Ax=b の形の解xを求めることができる。

> b <- matrix(c(2,4,8), 3, 1)
> solve(a,b)
          [,1]
[1,]  3.333333
[2,] -3.333333
[3,]  2.000000

行列の積は演算子 %*% を使用する。

> c <- a %*% a
> c
     [,1] [,2] [,3]
[1,]   15   42   75
[2,]   18   54   97
[3,]   23   71  128

参考
Rでのデータの編集と演算
R-Souce 20. 行列計算


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