円周率計算プログラム
円周率を計算するプログラムが次のWebページで紹介されている。
■円周率計算プログラム「スーパーπ」
http://www1.coralnet.or.jp/kusuto/PI/super_pi.html
このプログラムは、昨日のエントリで紹介した、円周率計算の第一人者である東京大学の金田氏の研究室で開発されたもので、「世界記録を樹立したプログラムをWindowsに移植したもの」として紹介されている。
このようなすぐれたプログラムを、無償で公開された金田氏には敬意を払いたい。
さて、公開されたのは1995年で、今から17年も前のことになる。
「3355万桁を計算するには十分なメモリーとパワーがいります。PentiumIIで十分メモリーがあれば、12時間以内で計算できるそうです。」
との記述からも、当時のパソコンのスペックをうかがい知ることができる。
さて、このプログラム、幸いなことに現在のWindows7でも問題なく動作する。
私の手元のノートPCで実行したところ、次のような計算時間となった。
13万ケタが1秒。26万ケタが2秒で求まっている。
そして100万ケタが11秒。3355万ケタがわずか10分32秒。
前述の3355万桁を12時間で求められる、という記述と比較すると、実に70倍近く高速になっていることがわかる。
改めてIT分野でのハードウェアの性能向上の速さには驚かされる。
円周率の計算は、コンピュータの性能評価にも役立つという好例だろう。