その他

武田邦彦氏の発言について

テレビ番組やネット上で、放射線の危険性を説く武田邦彦氏(中部大学教授)に対する賛否両論が交錯している。工学博士の学位を持ち、職歴も立派であり、さらに、氏の発言内容は、放射線の危険を積極的に唱えるものであるから、一般市民には広く支持されてい…

低価格3Dプリンタ

CADデータから3次元の形状を出力する(プリントアウトする)「3D造形機」または「3Dプリンタ」の登場は、世の中に大きなインパクトを与えたが、最近では、他の電子機器と同じく低価格化が進んでいる。ハイエンドの3Dプリンタは今でも一千万円くらいするが、…

正規表現

テキスト処理を行う際に、正規表現を知っていると効率を大幅に改善できることが多い。 例えば、三桁の数字だけを取り出したい、とか、≪≫に囲まれた文字だけ削除したい、というような特定のパターンに当てはまる文字列を検索・置換するために使用できる。ここ…

これまでに地球上に生まれたヒトの総数:1076億人

これまでに地球上に生まれたヒトの総数は?国際非営利団体である人口調査局(PRB・Population Reference Bureau)が、つい先日に「これまでに地球上に生まれたヒトの数はどれほどか」という興味深い推計値を発表した。■How Many People Have Ever Lived on E…

書籍ランキング

当ブログ経由で購入された書籍のランキング。【1位】数学版 これを英語で言えますか? 関連エントリ:英語での数式の読み方 【2位】Excelで操る! ここまでできる科学技術計算 関連エントリ:Excelによる科学技術計算 【3位】人はなぜ錯視にだまされるのか? …

保険のまとめ

「保険」は各種あるが、インターネット上でのまとめ情報はどうもわかりにくい。 その理由は、保険の分類のしかたが様々にあること、正式名称が長く、それに相当する略称が複数あること、特定の分野のみまとめられているケースが多いこと、などがあげられる。…

なるほど統計学園(統計局ホームページ)

昨日のエントリで総務省統計局のサイトを紹介したが、 サイト上を見て回っていたら楽しそうなコンテンツがあった。 ■なるほど統計学園(総務省 統計局) http://www.stat.go.jp/naruhodo/index.htmその名も「なるほど統計学園」。2010年5月12日に開設された…

人口推計(統計局ホームページ)

つい先ほど、平成23年10月の人口推計が総務省統計局から発表された。 これは、毎月発表されているもので、最新のものは次の場所からPDFファイルで入手できる。■人口推計 平成23年10月報 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/201110.pdfこれによると、2011…

アルゴリズミック・デザイン

大学の研究室のWebページを見て回ると楽しい。 今日は千葉大学の平沢研究室のページを見ていた。 コンピュータを活用した建築関係の研究を行っているようで、図や動画を使った研究紹介が充実している。 ページ左側にある「人気ページメニュー」には、興味深…

インターネット上にある勉強に役立つ資料の効率的な探し方

インターネット上には膨大な情報が溢れかえっていて、単純なキーワード検索では学習に役立つ資料を見つけるが難しい。例えば、「リーマン幾何」をキーワードに検索すると、Wikipediaなどがヒットし、通り一辺倒な説明は見つかるが、もう一歩踏み込んだ説明に…

サイエンスチャンネル 偉人たちの夢

サイエンス番組と言えば、海外のディスカバリーチャンネルが知名度が高いが、国内でも科学技術振興機構が提供する「サイエンスチャンネル」がかなり頑張っている。 サイエンスチャンネルは、インターネット上で自由に視聴可能だ。■サイエンスチャンネル http…

ゲーミフィケーション:ゲームで問題解決

ゲームプレイヤーが科学的な問題を解いてしまったという話がネット上で話題だ。■ゲーム愛好者らが酵素の構造を解析、米研究 (AFPBB News) http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2828876/7797437科学者が解けなかったタンパク質の折りた…

研究者の戦闘力

研究者の能力はどのように測ればよいだろうか。 優れた研究者には、潤沢な研究予算と時間を与えるべきだと考えるのであれば、研究者の能力を客観的な数値で表すことが重要となる。 ドラゴンボールに出てくるスカウターのようなもので能力を測定できればいい…

マサチューセッツ工科大学のハックとブロッコリー

MIT(マサチューセッツ工科大学)では、ハックと呼ばれる、学生によるいたずらの文化がある。 学長室のドアが隠されるという小さなものから、キャンパス内のドーム屋上にパトカー(にせもの)が置かれるという大規模なものまで、年に数回、キャンパスの中で…

Docomo 料金プランの説明

キーワード: Docomo、(ドコモ)、料金プラン、わかりにくい あまりにわかりにくいのでまとめてみた。■ 基本的な考え方 Docomoの月々の支払いは、次の構成で決まる。 『料金プラン(基本使用料)』 + 『割引サービス』 + 『インターネット接続サービス料』 …

無料でもらえる科学マンガ本

2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士の所属する高エネルギー加速器研究機構が、科学マンガの冊子を無料で配布している。 マンガのタイトルは「カソクキッズ」。 宇宙のヒミツに迫る物理コメディ! という謳い文句のもと、コミカルで楽しいやりとり…

Illustratorで複数のパス、直線を一括で連結する

■ キーワード Illustrator パス 直線 一括 連結 Join スクリプト■ 解決したいこと CADソフトなどで作成したDXFファイルをIllustratorに読みこむと、全ての直線がバラバラになっていることがある。 直線がバラバラだと色塗りができない、パスに対する編集操作…

Illustratorで複数のパス、直線を一括で連結する

(追記)Illustrator CS5 からは、標準機能として、複数のパスを一括で連結できるようになったようです。今回は個人的な備忘録。 ネットで検索したところ、同じようなことをしたいと考えている人は多いのに、解決策がなかなか見つからなかったので。■ キーワ…

Powers of Ten

過去に2つのエントリでフラクタルについて紹介した。■ フラクタル動画 ■ フラクタル形の一部分を、どこまでも果てしなく拡大し続けることができ、いつまでも同じ複雑さを持ち続け、時には同じ形が再び表れる不思議さ。 フラクタル図形は言葉で表すことが難し…

そんなわけない『エラー率わずか0.00000625%、驚異のインド式昼食配達システム「ダッバーワーラー」』

ネット上で次のサイトの記事が話題となっている。■ エラー率わずか0.00000625%、驚異のインド式昼食配達システム「ダッバーワーラー」 http://dailynewsagency.com/2011/05/28/dabbawallah/エラー率0.00000625% というのは、工学的にはゼロに等しくて、一見…

宇宙へのメッセージ

広大な宇宙には、我々人類以外の知的生命体が存在するはずだという希望のもと、そのような存在に対するメッセージを発信する試みが過去になされてきた。電波によるメッセージが目標に到達するまでに二万五千年。金属板によるメッセージが別の文明に届くのは…

原子力発電所ができるまで(サイエンスチャンネル)

科学技術振興機構が提供する科学技術専門放送「サイエンスチャンネル」が充実している。 その中でも「ザ・メイキング」シリーズでは、我々の身近な製品の製造工程がわかりやすい動画で紹介されていて楽しい。その中に「原子力発電所」ができるまでを紹介した…

TeXでのアルゴリズム(擬似コードの記述) algorithms パッケージ

昨日のエントリーでLaTeX環境の導入について紹介した。今回は少しマイナーな話になってしまうが、LaTeXで次のようなアルゴリズムを表現する方法について紹介する。 「TeXインストーラー3」のような標準的なインストーラには、このようなアルゴリズムを美し…

数式作成にはLaTeXがおすすめ

Webページ上では、簡単な数式でも美しく表すことは難しい。 MathMLと呼ばれるHTML内で数式を表すための試みもだいぶ以前から行われているが、なかなか普及に至っていない。 Wordの数式ツールも残念ながら、今一つ。 そこで、教科書に使われているような綺麗…

放射線被ばくに関する正しい知識

福島原発の事故から1ヵ月以上が経つが、未だに収束の様子を見せない。 原発から漏れ出る放射性物質の影響には、我々の多くが関心を持っている。 ある種の過剰な反応も見られるが、正しい知識に基づく冷静な行動が求められる。 放射線は近代医療における治療…

世界トップレベルの大学講義

最近では世界中の大学が講義内容のオンライン公開を始めている。 特にアメリカではMITやハーバードなどのトップクラスの大学が、講義の公開に積極的に取り組んでいる。 高額な入学費用や授業料を払わずとも、最先端の授業をオンラインで無料で受講できてしま…

地震予測

地震が発生する場所と時刻の正確な予知は、今の技術では実現できていない。 しかし、長年の地震に関する研究の成果から、どの程度の確率で地震が発生するかの予測は可能となっている。 先日のエントリで紹介した未来予測と同じく、科学技術振興機構のWebペー…

未来技術年表

先日のエントリでは、科学史年表について紹介したが、歴史は遡るものではなく前に向かって進むものであると考えることもできる。 科学技術振興機構が「未来技術年表」というものを公表している。これは2003年度から2004年度に実施した「科学技術の中長期発展…