2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大人の100ます計算:100ます積分!

足し算、引き算の100ます計算は小学生まで。 大人の100ます計算は積分だ。というわけで、積分の100ます計算「初等函數百升積分」が次のWebページに公開されている。 http://teruteru.bakufu.org/100integration.htm問題の作者自身は、実際に解答を作っていな…

無限論の教室

無限論の教室 (講談社現代新書)作者: 野矢茂樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/09/18メディア: 新書購入: 24人 クリック: 198回この商品を含むブログ (167件) を見る無限ってなんだろう。 アキレスがどんなに頑張ってもカメを追い抜けないというパラド…

漫画貧乏

漫画貧乏作者: 佐藤秀峰出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/04/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (15件) を見る『ブラックジャックによろしく』の作者 佐藤秀峰氏による、漫画を取り巻く出版業界の問題…

史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門 (SUN MAGAZINE MOOK)作者: 飲茶,板垣恵介出版社/メーカー: マガジン・マガジン発売日: 2010/04/14メディア: ムック購入: 17人 クリック: 255回この商品を含むブログ (30件) を見る「哲学」というものに興味はあるけど、なんだかとっつき…

ディラックのデルタ関数δ(x)

ディラックのデルタ関数δ(x)は次のように定義される。 つまり、基本的に値はずっとゼロだけど、xの値が0のときだけ無限大の値を取り、全区間について積分すると値が1になるという、奇妙な関数。xが0の時だけ無限大となるようなグラフはそもそも描けない。な…

フーリエ変換

フーリエ変換とは、ある波形を正弦波のような性質の良くわかっている波形の重ねあわせで表しましょう。というもの。そうすると、[周波数、振幅]という値の集合(デジタルデータ)で任意の波形を表すことができて、無視して構わないような高周波成分を省略し…

疑似コード

過去のエントリ「論文での疑似コードの書き方」へのアクセスが多いので、少し追加してみる。疑似コードの書き方について、最初に言ってしまうと、 書き方は千差万別決まったルールはなく、アルゴリズムの内容を伝えることが目的。特定の言語の文法に依存せず…

サポートベクターマシン

サポートベクターマシン。名前だけ見るとちょっとカッコイイ。Support Vector Machineの頭文字をとって SVM とも呼ばれる。 画像中のパターン認識の分野でよく使われる。簡単に言ってしまうと次のようなもの。・データ群を2つのグループに分類するために使用…

ラプラシアン行列

グラフ理論の分野に、ラプラシアン行列(キルヒホッフ行列)と呼ばれるものがある。これはグラフの構造を行列で表したもので、対角成分で頂点の価数を、その他の成分で隣接関係を表す。具体的には、成分(i, j)の値は次のように決まる。 ・i=j のとき:頂点i…

ラプラス方程式(2)

以前のエントリ「ラプラス方程式」の補足(一部繰り返し)。 ラプラス方程式とは、次の形で表される2階線形の偏微分方程式。ここで、 はx,y,zを変数とする関数。 2階の偏微分を表すラプラス演算子を使うと、次のように極めてシンプルに表現される。 要するに…