錯視完全図解-脳はなぜだまされるのか

錯視完全図解―脳はなぜだまされるのか? (Newton別冊)

錯視完全図解―脳はなぜだまされるのか? (Newton別冊)

錯視研究の第一人者である北岡明佳氏の監修による錯視本。
現在知られている数々の錯視現象を、それぞれ「動く錯視」「明るさと色の錯視」「あらわれたり消えたりする錯視」「形の錯視」に分類して、わかりやすく見やすく説明している。
表紙の図は、北岡氏による動く錯視「最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視」の例。
錯視の原理や錯視研究の動向についても詳しく述べられいる。
パラパラとページを繰りながら、カラフルで楽しい図形に現れる予想外の錯視に自分の目と頭を疑ったり、他人に見せて驚かせたりして十分楽しめる。
時間のあるときには、その解説を読むのも楽しい。
錯視の起こるパターンは偶然発見されることもあるが、錯視がなぜ起こるか、という理由はかなり解明されている。
その原理に基づいて、新しい錯視パターンを作りだすことができる。
自分でも何か新しい錯視のパターンを作ってみたい、と感じさせる一冊。

北岡明佳氏のWebページはこちら。
http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/

トップページからウネウネ動く錯視画像が登場し、ちょっとクラクラしてきそう。
リンクをたどりながら内部を見て行くと、その膨大なコンテンツの数に再び頭がクラクラしてくる。錯視にささげる北岡氏のエネルギーの大きさが伝わってくる。



人はなぜ錯視にだまされるのか?

人はなぜ錯視にだまされるのか?

錯視入門

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